|
エリカ・バドゥ ワールド・ワイド・アンダーグラウンド |
静かにはじまっていく。だがエリカの歌が完全に生かされている作品だ。すべてののコーラスも本人なのだろう。全体から彼女の声が聞こえてくるとまるで神の歌的受け取り方を思わずの世界にはいっていく。そう、そのぐらいに完全に彼女の世界観が出てきている作品になっているのだ。声のとおりとそのことを完全に理解している人間が全力で作ったのがこの作品なのだろう。聞いているだけで世界が勝手に広がっていくかのような錯覚を覚えてしまうぐらいの広がりのある音が全面にひろがっていくのだ。歌のうまさ、声のとおりはもう間違いなく彼女は最高峰のひとり。軽く声がでるだけで、その声の先にあるものがすべて新たな世界を切り広げていくかのような錯覚をもたらしてくれるのだ。3枚目ですでに彼女の世界が完全に見えてくる凄さ。ほぼ完成されていたはずなのに、ますますその世界が広がっていくすごさ。歌の持つ力を再認識させられてしまう凄さがここにある。世界というものの器の狭さを彼女は理解し、だがそれをキチンとお互いが伝えながら世界を広げていこうとしているかのような気分にさせてくる。生まれながらの「ヒミコ」状態なのかもしれないな。歴史上の人物にも匹敵するかのような声の説得力と、思わず世界観を真剣に理解しなければという気分にさせてくれる歌。本当にすごい作品だ。大名盤だね。 |
曲目 |
1.intro-world keeps furnin'
2.bump it
3.back in the day(puff)
4.i want you
5.woo
6.the grind
7.danger
8.think twice
9.love of my life worldwide
10.outro-world keeps furnin'.
|
|
|
|
|
|